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「エージェントに言われるままに転職活動を進めたが、事前に流れがわかっていればもっと転職が上手く言っていたと思います。」
これは初めて転職エージェントを利用した人の言葉です。多くの転職者が、この人のように転職エージェントを活かしきれておらず損をしています。
その理由は転職エージェントサービスの全体の流れとサービスとしておさえておくポイントを理解していないからです。転職エージェントは転職者1人1人に合ったオーダーメイド型のサービスなので、その特性を知らなければサービスを100%活かせないのです。
このページでは転職エージェントを利用した時の流れを6つのステップに分けてわかりやすく解説します。どのような流れで進んでいくのかの解説とともに、あなたの転職を成功させる為のポイントや注意点もお伝えします。
このページを見れば、広い視野で転職エージェントサービスの流れとポイントがわかり、あなたの転職が成功に近づきます。
目次
流れとしての6つのステップ
転職エージェントは申込みから始まり、次の会社に入社するまでがサポートが行われます。流れとしては、次の6つのステップで進んで行きます。まずはこの6スッテプが全体像だと認識してください。以降では各ステップにおける進め方とポイントを解説していきます。
- STEP1.エージェントへの登録申し込み
- STEP2.面談でのキャリアカウンセリング
- STEP3.面談での求人紹介
- STEP4.企業への応募と書類選考
- STEP5.面接の選考期間
- STEP6.内定から入社まで
STEP1.エージェントへの登録
最初のステップは転職エージェントに登録の申し込みを行うことです。申し込むとエージェントから連絡が来ますので、訪問する日程を決めます。
登録作業に必要な情報は3つ
転職エージェントのサイトで登録申し込みを行いますが、どのエージェントでも次の3つの情報を入力する形になっています。
- 個人プロフィール
- 職務経歴
- 希望条件
個人プロフィールは名前、年齢、連絡先、学歴といった情報になります。職務経歴書は過去の仕事内容や所属企業です。希望条件は、どのような職種や業種に転職したいか?また、転職する時期はいつ頃を考えているか等です。
エージェントからの連絡
申し込みが完了すると、登録したメールアドレスに申込み完了メールが届きますが、1日~7日以内に転職エージェントから連絡があります。主に電話で掛かってくることが多いです。
内容としては、転職エージェントとの面談の案内になります。エージェントを訪問して面談をする為に、日程の候補日が伝えられるのでスケジュールを調整してください。
エージェントの多くは土曜日の面談が可能な場合がほとんどです。平日の日中に訪問できない方でも夜中の19時~20時開始という形で面談を受け付けてくれます。
エージェントへの登録におけるポイント
この登録のステップで重要なことは、できる限りあなたの情報を伝えるコトと転職に対する強い意志を伝えるコトです。
後ほど行われる面談にて効果的なキャリアカウンセリングと、あなたにベストマッチする求人を紹介してもらう為には、できる限り事前にあなたの情報が必要なのです。
その鍵をにぎるのは登録時の職務経歴と希望条件の内容です。文章の体裁よりも、キーワードや箇条書きでも良いのでより多くの情報を入力してください。
さらに登録時に入力する希望転職時期の項目は「すぐに転職を希望」又は「できるだけ早く転職を希望」などにチェックを入れるコトで転職に対する意志の強さをアピールします。
エージェントは転職を成功させるコトで企業側から報酬を受取るので、より内定確立が高い転職者のサポートに力が入ります。
多くの情報があればよりマッチング度合いが高い求人を数多く紹介でき、転職意志が強い応募者の方が転職活動に対する取り組みに力が入るため内定の確立が高いコトをエージェントは知っているからです。
STEP2.面談でのキャリアカウンセリング
登録した後はエージェントを訪問して面談を受けますが、まず面談で行われるコトはキャリアカウンセリングです。
キャリアカウンセリングの内容とは?
キャリアカウンセリングという言葉は聞いたことがあっても、実際に何をするのかが分からない人も多いです。転職エージェントが行うキャリアカウンセリングは次のような内容です。
- 現在の転職マーケットについての説明
- あなたの職務経歴のヒアリング
- 転職理由と希望求人のヒアリング
- 将来のキャリアプランについてのアドバイス
転職マーケットについては、希望する職種や業界での転職者や企業の動向、あなたの年齢や経験での転職の難易度など現在のリアルな転職市場を教えて貰えます。
ヒアリングについては、主にあなたの職務経歴、転職理由、希望求人などをエージェントと情報共有します。ヒアリングした内容と転職環境から、あなたのキャリアプランに関するアドバイスもされます。
因みに面談自体は次のステップである求人紹介も含めて1時間~1時間30分を目安としてエージェントと1対1で行われます。面談時間の8割はこのキャリアカウンセリングに費やされると考えてください。
キャリアカウンセリングを受ける際のポイント
カウンセリングは基本的にはエージェントの質問に答える中で、あなたの転職に対する想いや疑問をぶつけていくのが、最も効率的で成果が得られる方法です。
限られた時間なので疑問点や要望は事前に整理しておきましょう。登録時に自由記入欄があるので、その中で伝えておくとスムーズに進みます。
たまにヒートアップして転職理由がただの愚痴になる転職者がいますが、それでは時間がもったいないです。それならネガティブな転職理由を書類や面接でどのように伝えるべきかを聞いた方が、内定には近づきます。
STEP3.面談での求人紹介
キャリアカウンセリング後はその内容を基に、エージェントがあなたに合った求人を紹介してくれます。
紹介される求人について
紹介される求人数はエージェントやあなたの状況によって大きく変わります。
第二新卒の営業職といった求人数が多い場合、大手のエージェントだと30社以上の求人を一度に渡される可能性もありますし、専門職でキャリアが長い人はマッチング精度を要求されるため、求人数が少なくなります。
転職エージェントの求人は主に非公開求人が中心なので転職サイトに掲載されている求人に比べ魅力的な求人が多いことが特徴です。また後日、求人を追加で紹介してくる場合もあります。
紹介された後は面談が終了です。
1週間以内を目安に紹介された求人に応募するかしないのか返事をしてください。応募したい求人が無いならその理由を伝えて新たな求人を紹介してもらいます。
求人紹介へのベストな対応
興味が無い求人があった場合はエージェントに気を使って返事をしなかったり遠回しに断ったりするより、明確な理由を伝えて求人を断ってください。できれば応募する求人についても興味をひかれた部分を伝えてください。
そういった求人に対するあなたの意見からあなたの興味や希望を知り、新たに紹介する求人の精度を上げていきます。言うなれば、あなたの求人の好き嫌いを伝えるのです。
これがより、マッチング度合いの高い求人を紹介してもらえるポイントです。興味が無い求人を紹介されたからと言って、「使えないエージェントだな」と思うより、意見を伝えてサービスの精度を高めることが重要です。
STEP4.企業への応募と書類選考
紹介された求人の応募意志が固まったら、エージェントから応募企業におくる職務経歴書を作成してくださいと言われます。職務経歴書の作成が4つ目のステップとなります。
書類通過率は2倍以上
職務経歴書はあなた自身で作成しますが、エージェントのホームページにサンプルが掲載されているので参考にしましょう。作成に関してエージェントからアドバイスをもらうことも可能ですし、提出した書類は添削もしてもらえます。
職務経歴書をエージェントに渡せば、後はエージェント側で企業に応募してくれます。書類選考の結果もエージェント経由でされます。この時、エージェントはあなたの書類とともにあなたを企業にアピールする「推薦状」をあわせて送ります。
カウンセリングを基にした求人、推薦状、書類添削といったエージェント経由の応募により、一般的な転職サイトで自分から応募するよりも書類の通過率は格段にあがります。
一般的な書類選考の通過率は平均20%~30%ですが、エージェント経由の場合は平均して70%~80%以上となり自分で応募するより2倍以上の通過率です。
書類選考の結果は早ければ即日、だいたい1週間程度です。
応募はスピード感がポイント
先程もお伝えしましたが、応募企業に対するアピールポイントが分からなければエージェントに聞いてみてください。応募企業の募集背景とカウンセリングの内容からアピールすべき点についてアドバイスがもらえるはずです。
作成後もエージェントは書類の添削を行ってくれるので、時間を書けて悩むよりもとにかく完成させてエージェントに提出してください。中途採用の求人は早いもの勝ちなので、スピードを持って対応した方が良い結果につながります。
書類選考に落ちたとしても、エージェントがその理由を企業に聞いてくれるので、次回の書類作成に役立つヒントが手に入る可能性もあります。とにかく応募するコトが重要です。
STEP5.面接の選考期間
書類選考が通過したら次は面接です。このステップでも転職エージェントは強力なサポートをしてくれます。
サポート負担をかけないように頼る
面接では企業との日程調整はエージェントが代行してくれます。自分で転職活動をおこなっている場合は、企業と直接メールのやり取りをする必要があり、多くの転職者がストレスを感じる部分です。
さらに転職エージェントは企業の採用担当者と直接やりとりしており、面接官のタイプ、面接での質問内容、どのような転職者が好まれるかを事前にあなたに教えてくれます。
不安があるならエージェントが模擬面接まで行ってくれます。さらに面接通過、面接不採用のどちらにしてもその理由を聞き出してくれるので、二次面接や別の企業の面接にも、その理由を活かすことができます。
負担をかけないように頼る
面接選考のステップにおいては、とにかくエージェントへの連絡は素早く対応してください。
日程調整はエージェント側の負担も大きいです、素早く自分のスケジュールを伝え、返信をすることでエージェントにとって好ましい転職者になるべきです。
さらに、転職理由やアピールポイントなど面接で不安な点がある場合は事前にエージェントに対策の指示を仰ぎましょう。エージェントも人間です、やはり内定獲得に真摯に取りくむ転職者を応援したいと思うのは当然だからです。
連絡はエージェント側にも負担が少なく、内容が残るメールを基本としましょう。
STEP6.内定から入社まで
内定が出ても気は抜けません。入社までのサポートもエージェントの活用は重要です。
エージェントの申し込みをまだ行っていないなら、このステップは今の時点で深く知る必要はありません。このステップを意識して考えるなら、登録時や面談に関するステップに注意を払ってください。
確認のためお伝えすると、このタイミングではエージェントに頼る内容としては次の3店です。
- 年収交渉
- 入社日の交渉
- 退職に向けた行動
面接にて年収の確約をしていない限り、内定後に年収交渉の余地が発生する可能性があります。自分で行うのは難しくともエージェントなら交渉が可能です。
無茶な金額アップはできませんが、10%以内なら年収アップすることも可能です。
さらに何かと問題になりがちな、今の会社の退職日と次の会社の入社日に関しても、多くの転職者をサポートしてきたエージェントに進め方の判断を仰ぐべきです。
まとめ
さて、転職エージェントの利用に関して6つのステップ毎に内容とポイントを解説してきました。
エージェント利用は全体の流れを理解しておくことが重要ですが、やはり最初の登録が重要です。どのエージェントに申し込むか?どのような内容で登録するかが、後々のステップに影響を与えるからです。
後日、エージェントの選び方や登録に関して解説した記事の公開を予定していますので、楽しみに待っていてください。