内定に近づく!第二新卒が有利な4つのポイント

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転職において第二新卒は有利なのでしょうか?それとも不利なのでしょうか?
年齢が高くなるほど求人は少なくなるので若い第二新卒は有利だと思う方もいれば、転職は即戦力なので経験が浅い第二新卒は不利だと思う方もいます。
答えとしてはどちらも正しく、状況によって有利でもあるし不利でもあります。

なによりも重要なコトは、第二新卒を求める求人に応募することです。
マネジメントができる30代、経験が5年以上ある20代といった人材を採用したい企業でなく、経験は浅くとも23歳から26歳位までの第二新卒を求める求人を探し応募することが第二新卒の転職における第一歩となります。

その上で、企業が第二新卒に期待する事を汲み取ってアピールするコトが第二新卒の有利な点を最大限に活かす転職方法なのです。

そこで今回は企業が第二新卒者に期待する事、イコール第二新卒者の有利な部分を4つのポイントとしてまとめました。
この4つのポイントを知っていれば履歴書、職務経歴書、面接といった選考を第二新卒の強みを活かしながら進めることができます。

お伝えする4つのポイントを理解し、内定に近づいてください。

企業文化を受け入れやすい

第二新卒の有利な点は転職先の企業文化を受け入れやすい事です。企業側の言葉でいうなら、自社の色に染まりやすいとも言えます。

社会人経験が少ない場合や部下のマネジメント経験が無い方はリアルに感じられないかもしれませんが、人間は思っている以上に所属する組織の文化に染まりやすい生き物です。

例えば利益を優先する、顧客第一を考える、他者との競争が活発、他者と協力することが重要、スピード重視、コツコツと着実に進める、実に様々な企業文化があります。

もちろん、あなた個人の資質と企業文化があまりにかけ離れていれば肌に合わずに辞めていく可能性も高いですが、ある程度はその組織の文化に適応していくものなのです。

実際に大手企業と中小企業、外資系企業と国内企業、ITと金融といった具合に所属する社員のタイプはそれぞれに違いがあることは明白です。

同じ文化を共有できる人材だからこそ衝突も少なく同じ目的に向かって職務を遂行できるのです。
そのために、企業としてはまだ社会人経験が浅く、特定の企業文化に染まりきっていない第二新卒は非常に魅力的にうつるのです。

第二新卒者の面接では自社の企業文化を受け入れられるかどうかという点を非常にシビアに見られます。
この点を注意して応募企業の文化や風土を事前に熟知しておくことや、自身の資質との共通点を見つけておくことで企業側としては安心して内定を出すことができるのです。

仕事の飲み込みが早い

企業文化を受け入れやすいと同様に、仕事のやり方について飲み込みが早いコトも第二新卒の有利な点です。

同じ企業規模や業種、職種であっても会社によって仕事の進め方は違います。仕事の進め方には企業戦略、企業文化、経営環境など様々な要因が複雑に関係しているからです。

前職では優秀な実績を生み出していた方でも、転職先で同じように実績が出せるには時間が掛かりますし、下手をすると新しい企業では全く実績が出せない方も珍しくありません。

そのような状況で重要なコトが、新しい仕事に対する飲み込みの早さなのです。
数年しか社会人経験が無い第二新卒者は、仕事の進め方においてまだまだ模索中といった状況です。だからこそ、新しい仕事の進め方に関しても今までのやり方に固執するコトが少ないです。

これが何年も職務経験を積んだ転職者の場合は、なまじ成功体験があるため、前職の仕事の進め方に固執し新しい知識、ノウハウ、アドバイスを軽視するコトがあるのです。

そうなれば仕事の成果を生み出せないばかりか、マネジメントしづらい人材として上司や先輩から敬遠され、同僚からも仕事の和を乱すと嫌われる恐れがあります。

仕事の飲み込みが早いというコトは、経験が少ない以上に企業からすると大きな利点なのです。

その為、職務経歴書などでは専門領域での実績をアピールするよりもコミュニケーション、忍耐力、チームワーク等どんな仕事で応用が効く一般的な能力やスキルをアピールするコトが第二新卒の転職においては有利となります。

成長性に期待している

先ほどの仕事の飲み込みが早いコトにも通じますが、成長性についても第二新卒は有利な点があります。

経験を積んだ即戦力を持つ転職者と違って、経験が少ない第二新卒は新しい知識、ノウハウ、アドバイスを受け入れやすい為、職務の成長も早いです。

さらに企業文化に適応するスピードも早く順応性も高いため、組織の一員としての責任感やモラルも高まる傾向があります。

企業としては教育前提で採用する第二新卒者には、職務としての能力はもちろんのこと、企業のコア人材として育って欲しいと考えています。
組織において職務だけでなく企業風土を体現する人材としてリーダーシップを取ることが、最終的には経営上の組織力を強めるコトに繋がるからです。

志望動機に代表される、転職や仕事に対するモチベーションは応募企業に対してあなたの成長性を強く感じさせる要因になります。
即戦力の中途転職者は過去をアピールするコトで強みを発揮します、そこで第二新卒者は未来に対する計画や行動をアピールしてやる気を伝えるコトが、転職を有利に運ぶことにつながります。

採用における失敗が少ない

企業として第二新卒者は経験者を採用する場合に比べて、コスト、社内影響、軌道修正という3つの点において失敗が少ない採用と言えます。

経験が即戦力の転職者においては、前職における年収をある程度保証しなければ採用は難しいですし、年齢もそれなり重ねているため低い給与では転職してくれません。

その点において第二新卒は新卒間もない為、年齢も若く前職の年収も低い傾向があるため、受入れる企業としても人件費として出費が少ないです。

さらに見逃せない点は、採用活動期間が短くてすむコトです。経験者の場合はキャリアプランが明確な方が多いため、自身の経験と応募企業との職務内容、将来性を比較検討するまで時間が掛かります。

それは、応募者だけでなく企業側にとっても同じ事で、やはり見極めや経営層の決定までに時間が掛かってしまうのです。
採用活動は時間が掛かるほど求人広告費用や選考活動、決定会議に時間がかかるため、コストが膨らんでいきます。

様々な面で成長性や潜在能力に期待する第二新卒の採用と違ってコストが膨らみやすい傾向にあり、企業側の採用ハードルという意味で非常に有利だと言えます。

さらに経験者の採用は社内への影響が大きく、マネジメント層やリーダー層などを採用する場合はその部署のトップが変わるため、多くの人の職務に影響を及ぼします。
部署の重要ポストでなくとも、経験者にはある程度の成果目標が課されるため、その目標の到達状況によっては部署やチームの目標達成が困難になり、既存社員に影響が及ぶ可能性も高いです。

その点、第二新卒はポストや成果目標において多大な期待は少ないので、企業側も様々な面において調整が不要となり、採用にも積極的になります。

コストや社内影響について第二新卒の有利な点をお伝えしましたが、共通して言えることがあります。それは、経験者と違って第二新卒の場合は軌道修正が容易だということです。

第二新卒が企業の求めるレベルの人材でなくとも企業文化に染まりやすく、仕事の飲み込みが早いために教育を施し、経験を積ませることで十分に戦力となる可能性が高いのです。

このように成長の伸びしろがあるため、人材レベルとして軌道修正が容易というコトは第二新卒の最も有利な点かもしれません。

応募書類や面接においても成長の伸びしろをアピールするには、先にお伝えした企業への順応性、仕事の飲み込み、成長性をアピールするコトが第二新卒の転職を成功に導く有利なポイントとなります。