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在職中に転職活動を行う場合に面接の日程で悩むことはありませんか?
転職を考えているけど日中は仕事が忙しく面接に行く時間が無い。有給も申請できる雰囲気の会社では無いし、だからと言って次の会社が決まってもいないのに辞めてから転職を行うにはリスクが高すぎる!
そんな転職者の為に、今回は在職中でも効率的に面接を受ける為の3つの対策について解説します。
まずは数多くの転職者のサポートを行ってきた経験から、面接を行う企業の状況や実際に在職中でも転職活動を行っている人たちが、どのように面接の時間をつくっているのか等をお伝えします。
次に具体的な3つの対策である「応募の集中」、「求人選びの精度を上げる」、「外部サービス」について説明したいと思います。
目次
企業側は面接をどう行うか?
企業側の状況として、現在は中途採用者の面接は平日に行う企業が多数を占めております。
しかし、採用に対する考え方は各社違っており、その中でも次のように転職者にとって魅力的な企業はそれだけ採用にも力を入れているため在職中の転職者に対する理解も大きいです。
- 給与や福利厚生等の条件が平均より高い
- 商品/サービスのシェアや競合優位性が高い
- 教育や評価制度が整備されている
以上のような企業に応募する方、例えば仕事にやりがいや成果を求めるキャリア志向の転職者にとって、これは好ましい現状だと言えます。
平日20:00の面接でもOK
実際に在職中の転職者に配慮して平日でも20:00から面接スタートを受入れる企業は比較的多いです。しかし18:00以降の面接を言い出せない転職者も多く、それがネックとなり転職に躊躇する方さえいます。
在職中の転職者が日中に面接を行えない事を企業側は十分に理解しています。この点は遠慮せず、しっかりと遅い時間での面接希望を伝えるべきです。
土曜、日曜の面接でもOK
さらに大多数とは言えませんが土曜、日曜の面接を受け付けている企業も多いです。
採用において誰でも良いから採用する時代は過ぎ、厳選採用が常識です。近年成長しているベンチャー企業では規模が10名程度でも採用を専門に行う人事担当者がおります。
それだけ人材が経営において重要な要素になっている現在では土曜、日曜に面接を行う企業も少なくありません。
例えば大手求人サイトのマイナビ転職では2016年11月2日現在、土日面接の転職・求人一覧として1726件の求人が出ております。
このような採用に力を入れている企業は在職中の転職者に非常に魅力的です。
ただ社長や役員、統括部長や部門マネージャー等が面接相手である最終面接等ではやはり平日の日中に面接が行われる場合もあります。そこで多くの転職者は、面接を受けるためどのように対応しているのかを次で解説します。
転職者はどうやって時間をつくっている?
ここでは私が転職者のサポートをしている中で聞いた、働きながらどのように面接に行く時間をつくったかをお伝えします。
有給を使う
日中など面接がしていされた場合は有給を利用して面接に行くというのが基本的な行動です。実際は仕事をしながらなので事前に午前中か午後で半休を取得する方が多かったです。
午後に半休を取る場合、面接は2社受けられるように調整をするなどして効率化を図る方も多いです。
仕事中に抜ける
現実問題として有給を取得する事ができない職場もあります。制度としては存在するが企業風土として取得する事ができない職場も多いからです。
その中で営業職を始めとして外出することが可能な方で仕事を抜けて面接に行く転職者もいます。もちろん相手企業には仕事を抜けて来たとは言いません。
職務規定違反に該当するため絶対にしないで欲しいですが、現実問題として有給を取れないような職場も存在します。そのような会社の体制が嫌で転職する方もいるので何とも言えない話です。
突発的な理由をつけて会社を休む
仕事を抜けることが難しい、事前の有給取得が難しいとなると結局は強引に休む形になります。もちろん、この休みを事後申請で有給とするかどうかは会社や転職者によっても違いがあります。
ただ風邪などの一般的な病気では、そう何度も休むことはできません。そこで転職者がよく使う理由が歯痛です。
歯痛は定期的な通院が必要な為にある程度の期間中に数回に渡って半休を取ることが可能だからです。前後の健康診断などで疑われる可能性が無い事も大きな理由です。
その他、お子さんや高齢の両親等が病気になり送迎や介護でしばらくの間に何度か半休が必要になると伝えて転職活動をする方も多いです。
本当の理由ではありませんが、仕事の途中で抜けるわけでも無く、正式な半休として申請するので心理的な後ろめたさも低いようです。
とは言え、休める日数にも限界があります。その為に根本的には、面接を受ける回数を減らす、1日に複数社の面接を受けるようにするといった対策が必要となります。
以降ではその根本的な対策として3つの方法をお伝えします。
応募をまとめる事で効率化を図る
1つ目の対策は応募する求人の数をまとめる事です。
転職活動を初めて行う人によくあるミスとして、取敢えず気に入った求人があったら1社ずつ応募するというものがあります。慣れてき始めると、追加で1~2社さらに応募するという形です。
このような転職活動は非常に危険です。と言うのも、このようなやり方は落ちると求人を追加する形になるので転職活動が長期化して面接の為に会社を休む回数がどんどん増えてきます。
最初の2~3回は良いとしても継続的な休みが長期に及ぶと、上司や同僚等から疑いの目を向けられます。
ベストな方法としては応募を10社単位でまとめて行うことです。
中途採用はスピード勝負
中途採用ではすでに任せる業務が決まっている為に欠員補充の側面が強いです。企業としても良い人材ならすぐに面接に呼びますし、早ければ2度の面接を2週間以内に行い採用を出す企業もあります。
そういった状況なので書類選考でも面接でも通過する人に対して企業の連絡は早いです。つまり応募をまとめて行えば、面接を受けるにしても複数の企業の面接日を同じ日にする事が可能なのです。
私がサポートした転職者でも仕事が忙しいので短期決戦で20社以上の企業に応募を行い、日程を調整することで1日3~5社の面接を3日に分けて行い内定を勝ち取った方もいます。
上手くすることで10回の面接でも2~3日で行える可能性があるので非常に効率的です。
精度を高める事で効率化を図る
2つ目の対策は応募する求人の精度を高める事で効率化を図る方法です。ここで言う求人の精度とは内定が出やすく、あなたが行きたいと思える企業に応募するという事です。
中途採用における一次面接の通過率は20~30%程度と言われていますが、これは平均値であって年齢や経験など状況によって大きく変わります。
例えば未経験の職種や業界に応募すれば通過率は下がりますが、逆に応募企業の求める人材とあなたの経歴がピッタリ合えばその分通過率は高まる事は理解できると思います。
つまり応募する求人を吟味することで通過率を高める事ができますし、あなたの転職の目的が達成できる企業のみを受ければ無駄に選考を受ける必要もないのです。
これこそが精度を高めるという事です。
重要な事はマッチング度
あなたにとって精度の高い求人とは次のようなものです。
- 求人内容とあなたの経歴がマッチしている
- 企業風土があなたの価値観にマッチしている
- あなたに似た応募者の採用実績がある
1つ目と2つ目のマッチングはわかりやすいです。募集職種に対して経験者である方が採用される確率が高まりますし、企業風土とあなたの価値観が同じ場合に面接官は組織への順応性を感じ仕事で活躍できると判断します。
加えて重要な点は3つ目のあなたに似た応募者を採用した事があるかどうかです。この場合は企業側もあなたの入社後の活躍やキャリアプランがある程度想像できミスマッチが少ないと判断されます。
実際企業の中途採用では同じような人材タイプを採用します。新卒と違い中途社員は仕事や価値観において企業に染まりづらいので、最初から求める適性に合う人材を採用するためです。
ただこの精度を高めるという作業、自分1人で行う事が非常に難しいです。転職活動における時間や経験が少ない人にとってはレベルの高いことなのです。この解決策は次の外部サービスを利用する事で解決します。
外部サービスである転職エージェントの活用
最後の対策は転職における外部サービスである転職エージェントを活用する事です。これは先に紹介した「応募をまとめる」、「精度を高める」という2つの対策を高いレベルで実現するために必須のサービスです。
応募をまとめ、精度が高まる
転職エージェントとは簡単に言えば、第三者であるエージェントが転職活動における求人探し、応募、日程調整という業務を代行してくれるサービスです。さらにキャリア診断やあなたの市場価値に関するアドバイス、応募書類の添削や模擬面接、入社前の条件交渉までも行ってくれます。
あなたと面談をした上でキャリアパスに沿った求人を紹介してくれるだけでなく、応募企業の内情にも詳しいので面接でどのような質問がされるか、どのようなポイントで判断されるかが事前に分かります。
つまり先にお伝えした応募求人の精度を高めることができるのです。
さらには第三者の立場から企業への応募や日程調整を代行して行ってくれるので、上手く面接日をまとめてくれる事も可能です。
応募や日程調整などの作業負担から開放され、尚且つ面接の通過率を高める事は在職中における面接を効率的にこなす為には必須です。是非このような外部サービスを活用して在職中でも効率的な面接スケジュールを立てて下さい。