「転職のハナシ」はサイト運営のため複数の企業と広告提携をおこなっています。
当サイトの一部のリンクについては、そのリンクを経由しサービス利用があった場合に掲載企業から当サイトへPR報酬を受ける場合があります。ただし当サイトは報酬の有無にかかわらず公平な情報評価をおこなっており、報酬の有無が企業のサービス解説に影響を及ぼすことはありません。
転職をする時に転職エージェントと転職サイトのどちらを利用すべきか迷ってはいませんか?また転職エージェントと転職サイトのそれぞれのメリットを知りたいと思いませんか?
今回は求人、サービス内容など転職エージェントと転職サイトの違いについて解説します。このページを見ることで、両者の違いから効果的な使い方まで学ぶことができます。
目次
求人について
まずは求人について求人数、求人内容、探し方という3つのポイントに分けて、その違いを説明したいと思います。
扱う求人数
両サービスの求人数については、転職エージェントの方が数多くの求人を扱っています。
実際にリクルートが運営する転職エージェント最大手のリクルートエージェントと、転職サイト最大手のリクナビNEXTの2017年6月12日現在の取扱求人を比較してみました。
リクルートエージェントは公開求人、非公開求人合わせて17万4136件の求人を扱っており、リクナビNEXTは8992件の求人を扱っています。
その差は約19倍と圧倒的です。
これはその他の転職エージェントや転職サイトでも同様であり、転職エージェントの方が取り扱う求人数は多くなります。
取り扱う求人内容
次は求人内容について見てみましょう。引き続き各業界の最大手企業であるリクルートエージェントとリクナビNEXTを比較しながら解説します。
まず求人を行っている企業規模からみてみましょう。
従業員1000名を基準として、リクルートエージェントでは従業員数1000名以上の求人は7万6504件で全求人の約44%を占めています。リクナビNEXTでは従業員数1001名以上の求人が1988件で全求人の約22%を占めています。
これは転職エージェントの方が転職サイトよりも中堅・大手の求人が多いことを意味しています。
次に募集されている求人の年収レベルについて700万円を基準としてみてみましょう。
リクルートエージェントでは年収が700万以上の求人が6万5248件で全求人の約37%を占めていますが、対するリクナビNEXTでは年収が701万以上の求人が1343件で全求人の約15%を占める形になっています。
これは転職エージェントの方が転職サイトよりもハイクラス求人が多いことを意味しています。
この2つの求人傾向から、転職エージェントは大手企業のキャリア採用を行う求人を数多く扱っていることが分かります。
特定の職種や業界で経験を積んでおり、よりステップアップしたいと思う転職者なら転職エージェントの方がメリットが大きいと言えます。
求人の探し方
最後は求人の探し方についてです。
転職エージェントはサービスに登録すると、専属のエージェントがあなたの担当としてつきます。このエージェントとキャリア相談後に希望も含めて、あなたに合う求人を紹介してくれるのです。
逆に言えば、あなたに向いていない求人や応募しても内定を取ることが難しい求人は紹介されません。
その点、転職サイトはインターネットがつながる環境ならばいつでもどこにいても求人を閲覧し、自由に応募できます。
先ほど転職エージェントの方が取り扱う求人数は多いと言いましたが、実際に応募できる求人という面では、応募先を選ばなければ転職サイトの方がより多くの求人に応募できるのです。
さらに転職サイトはパソコンやスマホでいつでも利用できるので、利用に対する気軽さのハードルが低いコトも特徴です。
転職相談について
次に転職相談についてです。これは転職エージェントならではで、転職サイトでは利用できないサービスです。
具体的には専属のエージェントに転職に関する相談が行えるサービスであり、将来のキャリアに関する悩みや実際にどのような企業に応募すべきかなど、転職のプロに相談することが可能です。
ただ自分のキャリアの方向性が明確な場合や、相性が合わないエージェントが担当になるなら自分で転職サイトを利用したほうが上手くいく場合もあるため、転職相談できるコトが必ずしも良いとは言えません。
これに関しては、転職者の状況やエージェントとの相性もあるため、実際に一度試してみることが重要だと思います。
転職サポートについて
次は転職活動におけるサポートサービスについてです。
転職活動におけるサポートとは企業への応募代行や面接日の日程調整、給与や待遇をはじめとした条件交渉、応募書類のアドバイスや添削、面接のアドバイスや模擬面接と多岐に渡ります。
これも転職相談同様に、転職エージェントを利用した場合にのみ利用できるサービスです。
応募代行や日程調整、条件交渉などは転職エージェントから応募した求人のみに適応されるサービスであり、転職サイトから応募した求人の日程調整や条件交渉などは行ってもらえません。
ただ応募書類や面接に関するアドバイスなどは、転職サイトから応募する時にも役立つものなので、転職エージェントから応募する時に利用すればそのノウハウを学ぶコトができます。
両サービスの違い
様々な観点で転職エージェントと転職サイトの違いをみてきました。
簡単にいうなら転職エージェントはエージェントと二人三脚で転職活動を行えるサービスであり、転職サイトは自分のペースで転職活動を行えるサービスと言えます。
転職エージェントの方が優れたサービスだと思いがちですが、そうとも言えません。転職エージェントはエージェントが介在するサービスなので、エージェントのレベルや相性によってはあなたに合わないコトもあります。
転職サイトは制約が少ない分、自身で上手く利用する必要があり、その意味ではどちらのサービスが良いかというよりは、自分に合うように利用することが重要だといえます。
おすすめの使い方
転職するなら、まずは両方のサービスを利用してみてください。
その上で自分に合っているサービスを利用する方が、最終的に転職が成功する確率は高まります。エージェントのみを利用する場合もあれば、転職サイトのみを利用する場合もあるでしょう。
おすすめの使い方としては転職エージェントと転職サイトを併用する方法です。これには様々な使い方が考えられます。
例えば、転職サイトを利用し興味のある求人を探して、自分の興味を引かれた職種、業界、内容を元にエージェントとキャリア相談を行えば、エージェントはよりあなたに合ったキャリアプランや求人を提案してくれます。
逆に転職エージェントはキャリア相談や職務経歴書のアドバイスを中心に活用し、実際の応募は転職サイトを利用するという方法もあります。
自分のキャリアが明確で疑問点だけを相談すれば、後は自分のペースで転職活動をしたい人にはおすすめです。
とにかく重要なことは、あなたにあった転職活動の必勝パターンを見つける事です。いま一度、このページに書いてある転職エージェントと転職サイトの違いをみて、その必勝パターンを見つけて下さい。