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第二新卒のあなたにとって年間を通して何月に転職をすれば良いのかについては知っておきたいはずです。何も考えずに転職してしまうと、せっかく有利な第二新卒の転職時期を見逃してしまいます。
そこで今回は第二新卒の転職時期として求人、入社時期という2つの観点から具体的におすすめの3つの転職時期をお伝えしたいと思います。
目次
求人が増える時期が狙い目
転職を考える時期として最も重要なポイントは、年間を通し求人が増える時期を知っておくというコトです。
第二新卒は成長を見越して採用されるため、業界や職種を変更するキャリアチェンジも十分可能なため、転職先候補が多岐に渡ります。
つまり将来のキャリア可能性を広げるため、より多くの業界・職種・会社について比較検討するコトが、将来を含めた転職の成功につながるのです。
さらに内定が出やすく転職期間が短くなる傾向があるので、転職活動において求人選びに時間をかけることが出来るのも求人が多い時期を選ぶのに向いている理由でもあります。
それでは年間で求人が増える時期はいつなのでしょうか?次のグラフを見てください。これは2012年~2015年における年間の求人広告掲載数であり、折れ線グラフは各年度度の掲載数の平均を表しています。
これを見ると年間を通して1月、5月、8月、12月は求人数が少なくなっており、それ以外の時期は求人数も多いです。
つまり第二新卒の転職時期、具体的に言うなら求人に応募する時期としては2~4月、6~7月、9~11月が最もおすすめの転職時期と言えるのです。
入社時期を意識しろ
求人が増える時期を選ぶコトと併せて検討したい点が入社時期です。
第二新卒は社会人経験が数年であり多くは1つの会社での仕事の進め方しか知りません。
そのため入社後の研修含めた、教育体制によってその後の成長や会社に馴染むスピードに大きく違いが出やすいです。
忙しい時期はさける!
基本的に社内が忙しい時期に入社すると、既存社員は自分の仕事に忙しくなり新しく入社した人員への教育や管理が出来なくなります。
さらに経験の浅い第二新卒に仕事を任せられないと、当たり触りの無い仕事を任されがちになります。
そうなると最悪です。一度任せた適当な仕事をやらされる続ける可能性があり、さらに社員との接点も少なくなるため入社後に孤立しやすく、結果として馴染むまでに無駄に時間がかかってしまうのです。
もっとひどいパターンは、既存社員が行うはずの仕事を大量に任されるコトです。右も左も分からない状況で、成果だけは既存社員と同じレベルを求められるため、下手をすると自信を無くし退職してしまうこともありえるのです。
そうならないためにも次の点を考慮して、入社時期を考える必要があります。
- 四半期の最終月は避ける
- 決算月は避ける
- 大型連休の2週間前は避ける
50名以上の会社になると通常は3ヶ月を四半期という1つの単位として職務評価を行います。1年間は12ヶ月なので第一四半期、第二四半期といって区切るのです。
四半期ごとに目標がある会社も多いので、四半期最後の月は仕事の追い込みに追われて業務量が増えやすいです。
さらに第二四半期つまり1年の半分である6ヶ月は、残りの6ヶ月に向けて新たな戦略や体制を打ち出すコトも多く、大手企業では4月同様に秋口である10月にも新卒を受入れる企業があります。
仕事量が増えるという意味では決算も重要な時期です。決算月に入社すると総じて忙しいため、多くの企業において3月と12月の入社は避けた方が良いです。
さらに年末年始、ゴールデンウィーク、お盆休みの2週間前の入社も仕事量が多い場合と少ない場合が極端であり、仕事に慣れ始めた時に連休に入るため、おすすめしません。
具体的には大型連休2週間前の4月下旬、8月初旬、12月下旬は避けるべきです。
これらを検討すると、第二新卒が入社する上でおすすめの時期は次の時期です。
- 1~2月中
- 4月1日~4月15日
- G.W.明け以降の5月中
- 7月中
- お盆休み明け以降の8月中
- 10~11月中
その他、業界や職種特有の繁忙期が存在するのでその時期は避けて入社することにも注意してください。
転職期間を知って逆算する
入社時期を知っていても、そもそも転職活動にどれ位の期間が必要かを知っていなければ、転職活動の計画は立てられません。
基本的に第二新卒に必要な転職期間は求人応募から転職先企業への入社まで含めて2ヶ月~3ヶ月と考えておいてください。
ざっくりと次のような感覚を持っておくと良いです。
- 書類選考に1~2週間
- 面接に2~4週間
- 内定が出るまで1週間
- 今の会社を退職するのに1ヶ月~1ヶ月半
第二新卒はキャリアが長い経験者に比べ細かなスキルや経験のマッチングが行われないコトと、年収や待遇といった条件面で交渉が起きづらいため内定が出るまでの期間が短いのが特徴です。
中には1~2週間で内定を獲得し、3週間程度で退職をすませ、合計1ヶ月弱で新しい会社に入社する人もいます。
とはいえ人によっては面接日が企業と中々合わない場合や、引き継ぎの関係で退職期間が伸びる方もいるため、あくまで目安として考えてください。
おすすめ3つの転職時期
これまでの内容を踏まえて、実際に第二新卒の転職時期としておすすめは次の3つの時期となります。
いずれかの時期に近いタイミングで転職を検討している第二新卒は、下記のスケジュールで進めると転職に関してメリットが大きいです。
2~4月の間に求人探し・応募・選考を進めて4~6月に入社
ただし4月15日~5月G.W.期間中の入社は避ける
6~7月の間に求人探し・応募・選考を進めて8~9月に入社
ただし8月1日~お盆休み期間注の入社を避ける
9~11月の間に求人探し・応募・選考を進めて11~1月に入社
ただし12月15日~12月31日の入社を避ける
モチベーションが高い時期が最もおすすめ!
具体的に3つの転職時期でスケジュールをお伝えしましたが、実際の転職活動においては細かくスケジューリングしても計画どおりに進まないコトが多いです。
その場合は、無理に指定したスケジュールなどに縛られる必要はありません。転職したい!と思ったら、そのエネルギーは転職活動に向けるべきです。
企業にとって第二新卒に求めるものは「やる気」です。スキルや経験は無くとも、やる気があれば教育含め成長する余地が大きく残っていると企業側は考えるのです。
実際に第二新卒においては情熱や勢いがある人が転職に成功しています。転職に対するモチベーションは最大でも3ヶ月しか続かず、一週間具体的なアクションが無ければ一気にしぼんでしまいます。
これは実際の仕事も同じで、頭で考えてばかりではチャンスを逃してしまいます。行動を起こしながらも、継続して考え続けることが第二新卒の転職成功への近道なのです。
3つの転職時期におけるスケジュールを参考にしつつも求人を探す、転職サイトに登録する、エージェントに相談する等、とにかく行動を起こし続けるコトを忘れないでください。