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現在、転職市場においてコンサルティング業界に関する転職は非常に活発になっています。
ポジションや領域をチェンジしたい現役コンサルタントやコンサル経験を活かして事業会社などに移りたいポストコンサル転職者、さらに未経験からコンサルタントを目指す方まで幅広く活動されています。
今回は現役コンサルタントから未経験者まで、コンサル業界に強い転職エージェント11社をその特徴や強みを含めて比較解説しながら紹介していきます。
目次
コンサルに強いエージェントの選び方
コンサルに強いエージェント11社を初回する前に、今回紹介するエージェント11社の一覧と選び方について説明します。
エージェント11社を領域別に比較
まず俯瞰的にコンサル業界を分類し、紹介するエージェント11社がどの領域に強みを持つのかを一覧表にまとめたのでご確認下さい。
経験者にしろ未経験者にしろ重要なのはコンサル専門エージェントごとに強みとする領域が違うため、自分に合ったエージェントを選ぶことが重要だからです。
ここではコンサル業界を戦略系、総合系、IT系、財務会計系、組織人事系、シンクタンクの6つに分けています。近年はクライアントニーズが複雑化して領域が曖昧になっていますが基本的な分類理解は転職において必須です。
※スマートフォン等の画面幅が小さい場合に表は横にスクロールできます。
領域 | 解説 | 企業名 |
---|---|---|
戦略系 | 企業・事業の戦略策定支援をメインに行う。欧米本社の外資系企業が中心で社員数も少なく転職難易度も高い。 | マッキンゼー・アンド・カンパニー、ボストン コンサルティング グループ、アーサー・D・リトル、A.T. カーニー、ベイン・アンド・カンパニー、ローランド・ベルガー、Strategy& |
総合系 | 戦略立案から業務改革・システム導入まで幅広く手がける。業界別・機能別に部門が分かれており数千人の社員を抱えるため転職への入り口は広い。 | デロイトトーマツコンサルティング、アクセンチュア、アビームコンサルティング、PwCコンサルティング、EYアドバイザリー、KPMGコンサルティング、日本IBM、クニエ |
IT系 | ITにおける戦略立案・実行支援・開発プロジェクトマネジメントの支援を専門に行う。総合系と重複する部分も多い。日本発祥の企業が多くエンジニアからコンサルを目指す人も多い。 | ※多くは総合系の企業も含まれる、ガートナージャパン、フューチャーアーキテクト、ウルシステムズ、SAP、日本オラクル、シンプレクス、NTTデータ、電通国際情報サービス、スカイライトコンサルティング、ワークスアプリケーションズ、インターネットイニシアティブ |
財務会計系 | M&A支援、企業価値評価、事業再生支援、フォレンジックといった金融・財務・会計に関わるサービスを行っています。会計士・M&Aバンカー・弁護士をはじめ金融機関や一般企業の経営企画・経理・財務部門出身者で構成されています。 | デロイトトーマツ ファイナンシャルアドバイザリー、KPMGFAS、EYトランザクション・アドバイザリー・サービス(EYTAS)、PwCアドバイザリー |
組織人事系 | 人材開発戦略策定、人材・組織改革、給与・評価制度の改革、給与・年金・退職金、M&Aにおける組織統合支援など人事組織関わるサービスを提供します。国内初の中規模ファームも多く様々な専門職種含め職種からの転職が可能です。 | マーサー ジャパン、タワーズワトソン、コーン・フェリー・ヘイグループ、エーオンヒューイットジャパン、リクルートマネジメントソリューションズ、リンクアンドモチベーション、クレイア・コンサルティング、コーチ・エィ |
シンクタンク | 経済調査、官公庁向けリサーチ、コンサルティングが主要業務。特にIT含むコンサルティングに力を入れておりファームからの転職も可能です。国内大手企業グループのため協調性や人物面を重視され、業界の中では比較的働きやすい環境であると言えます。 | NTTデータ経営研究所、野村総合研究所、三菱UFJリサーチ&コンサルティング、日本総合研究所社、富士通総研、大和総研、みずほ総合研究所、三菱総合研究所 |
領域が理解できたところで、各領域に強みを持つエージェントを一覧表にしたので確認して下さい。おすすめ順に『★』、『◎』、『○』、『△』、『✕』となっています。
※スマートフォン等の画面幅が小さい場合に表は横にスクロールできます。
エージェント名 | 戦略系 | 総合系 | IT系 | 財務 会計系 |
組織 人事系 |
シンク タンク |
---|---|---|---|---|---|---|
リクルートエージェント | ◎ | ★ | ★ | ◎ | ★ | ★ |
JACリクルートメント | ★ | ★ | ◎ | ★ | ○ | △ |
アクシス コンサルティング |
◎ | ★ | ★ | ◎ | ○ | ○ |
ムービン ストラテジックキャリア |
★ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
リネアコンサルティング | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | △ |
アンテロープ | ○ | ◎ | ○ | ★ | ○ | ◎ |
コトラ | ○ | ◎ | ○ | ★ | ○ | ◎ |
リーベル | △ | ◎ | ★ | ✕ | ✕ | △ |
クライス&カンパニー | ◎ | ◎ | ★ | ○ | ◎ | ○ |
ビズリーチ | ※登録型のためヘッドハンターの案件によって違う | |||||
リクルートダイレクトスカウト | ※登録型のためヘッドハンターの案件によって違う |
コンサル系エージェントの選び方
さてコンサル領域と、それに対してどの転職エージェントが強いかが理解できたと思います。そこで11社の内、どの転職エージェントを利用するべきかについて解説します。
コンサルに強い転職エージェントは大きく分けて次の3タイプに分けられます。
- コンサル専門部署のある大手総合型エージェント
- コンサル業界に特化した専門型エージェント
- ヘッドハンティングを待つ登録スカウト型エージェント
重要な事はこの3タイプの転職エージェントにはそれぞれメリットとデメリットがあるため、組み合わせて利用する事がコンサル系転職を成功させるポイントとなります。
大手総合型エージェントは数多くのコンサル求人を見つけることができます。外資・国内問わず大手から中小、大手グループ所属から独立系まで、さらにコンサルファーム以外にも事業会社の戦略・IT・財務・組織系求人も豊富です。
専門型はコンサルティング業界の転職を専門にサポートしておりコンサルタントのキャリアプラン、応募書類、ケーススタディ面接対策といったノウハウに特化しています。
スカウト型エージェントは自身の経歴を登録しておけば、複数のヘッドハンターから効率的に求人を紹介してもらうことが可能です。
それでは次からは早速この3タイプの転職エージェントに分けて、コンサルに強い転職エージェントを紹介していきます。
コンサル専門部署のある総合型エージェント
大手の総合型転職エージェントについては数多くの求人を持つ業界トップクラスの転職エージェントと外資系に強い総合型エージェントがおすすめです。
コンサル含め実績No.1のリクルートエージェント
リクルートエージェントのカバー領域 | ||
---|---|---|
戦略系 | 総合系 | IT系 |
◎ | ★ | ★ |
財務会計系 | 組織人事系 | シンクタンク |
◎ | ★ | ★ |
業界最大手だけあって全コンサル領域の求人数においてトップなのがリクルートエージェントの強みです。2017年8月6日時点でコンサルタント求人は公開・非公開合わせて1万5247件と圧倒的です。
特に国内初の企業が多い組織人事系、証券・銀行・通信・商社の冠がつくシンクタンク系など他のエージェントが手数になりがちなのでリクルートエージェントを利用しましょう。
コンサルティング専門部署があるため求人数だけでなくキャリア相談や選考ノウハウも豊富でリクルートエージェント1社だけの利用でもコンサル転職は十分可能です。
ただ戦略系や財務会計系については選考ハードルの高さや専門性が求められるため、より特化している専門エージェントの併用を考えましょう。
加えてコンサル専門エージェントほど転職者ジャッジに厳しくないため未経験者からコンサルを目指す方にもおすすめです。
さらに事業会社の求人が多くコンサルを卒業したいポストコンサル転職にも強みを発揮します。
外資系ファームに強いJACリクルートメント
JACリクルートメントのカバー領域 | ||
---|---|---|
戦略系 | 総合系 | IT系 |
★ | ★ | ◎ |
財務会計系 | 組織人事系 | シンクタンク |
★ | ○ | △ |
JACは業界第3位の大手エージェントの中でグローバル求人に強いエージェントです。外資系企業・海外勤務求人が全体の57%を占めているため外資系企業が多いコンサルファームへの転職に強みを発揮します。
企業と転職者の担当者を1人で行う両面型というスタイルを取っているため企業内情にも精通しておりキャリア提案が具体的なためマッチング精度が高く、企業側の選考についても熟知しています。
難点として国内企業が多い人事組織系とシンクタンクにおいては手薄になってしまいます。
戦略系、総合系、IT系、財務系の外資系戦略ファームに転職を希望するなら登録必須のエージェントです。
コンサル業界に特化した専門型エージェント
特化型はコンサルのキャリアプランやケーススタディ面接などの選考テクニックについて専門的なノウハウを有していることが強みです。
注意する点はコンサル特化といえ、全てのコンサル転職に特化しているのでなく各社ごとの特徴がある点です。それぞれの強みを理解して、総合型と合わせて利用して下さい。
IT系・総合系に強いアクシスコンサルティング
アクシスコンサルティングのカバー領域 | ||
---|---|---|
戦略系 | 総合系 | IT系 |
◎ | ★ | ★ |
財務会計系 | 組織人事系 | シンクタンク |
◎ | ○ | ○ |
アクシスコンサルティングは15年の歴史を持つコンサル専門エージェントであり、約3000名の現役コンサルタントと10000名にも及ぶ転職志望者の支援実績がある老舗のエージェントです。
事実アクシスコンサルティングには大手・中堅コンサルティングファームの現役コンサルタントが約3000人登録しています。
大手・中堅のコンサルファームの在籍数は約1万5000人と言われているので、なんとコンサル業界において約20%もの方々が登録している計算になります。
それらの実績が物語る通り、2014年〜2016年の大手コンサルティングファーム在籍者の転職支援数第1位を誇ります。
アクシスコンサルティングの特徴的な点は幅広くコンサル業界を網羅しながらも特にIT系・総合系に強いところです。
総合系は求人母数が大きいため実績数が多いエージェントの方がノウハウも多く転職活動には有利となり、IT系は総合系と領域が重なる部分が多いため両領域ともにノウハウが蓄積していくのです。
もう一つ特徴的な点は未経験からコンサル、コンサルからコンサル、コンサルから事業会社といった全てのコンサル転職パターンを網羅している点です。
経験に関わらずコンサル転職を考えるなら一度は相談をするべきエージェントだと言えます。
戦略系コンサルならムービンストラテジックキャリア
ムービンストラテジックキャリアのカバー領域 | ||
---|---|---|
戦略系 | 総合系 | IT系 |
★ | ◎ | ◎ |
財務会計系 | 組織人事系 | シンクタンク |
◎ | ○ | ○ |
ムービンストラテジックキャリアは16年の歴史を持つコンサル特化型エージェントであり、特徴的な点は戦略系コンサルファームの転職に強いという点です。
特にマッキンゼーやボストン・コンサルティング・グループを始めとした戦略ファームは、総合系やIT系と違って従業員数が圧倒的に少ないため単純な競争倍率が高いです。
さらに転職者に求めるレベルも高いため求人紹介をしてもらえるエージェントが限られており、ケース面接を始めとした選考テクニックなど専門ノウハウがあるエージェントでなければ辿りつけません。
これらをクリアしているムービンは戦略ファームへ転職するために必須のエージェントなのです。
難点としては転職者ジャッジが厳しい点です。過去の経験や実績からムービンは転職者がどのレベルのファームに応募すべきかを熟知しています。
そのため希望とするファームがあったとしても、『難しいので別の企業でキャリアを積んで数年後に挑戦しましょう。』といったアドバイスがされます。
もちろん戦略ファーム以外にも多くのコンサル求人を幅広く保有しています。
定期的に求人セミナーも開催しており、実際のコンサルタント会社の説明会や座談会、採用セミナーも行っているので登録をおすすめします。
代表が元PwC採用責任者のリネアコンサルティング
リネアコンサルティングのカバー領域 | ||
---|---|---|
戦略系 | 総合系 | IT系 |
◎ | ◎ | ◎ |
財務会計系 | 組織人事系 | シンクタンク |
◎ | ○ | △ |
リネアコンサルティングは2008年創立の比較的に新しい転職エージェントです。広告宣伝などを行っていないため、初めて聞く人も多い転職エージェントです。
最も特徴的なのは、代表の大森氏が元PwC(プライスウォーターハウスクーパース)の採用責任者を勤めていた点です。
年間6000名以上の外資系コンサルファームにおいて候補者の採用に携わってきた経験から、企業側の視点や要件を理解しているのです。
加えてリネアコンサルティングは先に紹介したアクシスコンサルティング同様に、事業会社からコンサルを目指、コンサルからコンサルへ転職、コンサルから事業会社へ転職といったコンサル転職の3パターンに対応しています。
エージェントとしては先のアクシスコンサルティングやムービンストラテジックキャリアに遅れをとるかもしれませんが、代表の大森氏が持つコンサル転職のノウハウは非常に有益だと言えます。
金融・財務・会計系ならアンテロープ
アンテロープのカバー領域 | ||
---|---|---|
戦略系 | 総合系 | IT系 |
○ | ◎ | ○ |
財務会計系 | 組織人事系 | シンクタンク |
★ | ○ | ◎ |
アンテロープは2002年より15年活躍している転職エージェントであり、金融系プロフェッショナルとコンサルティングという2大プロフェッショナル領域に強みを持っています。
実際にWEB上で閲覧できる求人案件としては、2017年8月6日現在コンサル系求人1053件、財務・会計・金融系求人1037件、事業会社(マネジメント/M&A関連)の求人は55件です。
登録者データで見ると26~30歳が19%、31~35歳が30%、36~40歳が25%と全体の74%を占めており、出身業界としては金融系40%、コンサルティングファーム18%となっています。
つまり26歳~40歳の転職者にとって、財務・会計・金融系専門職からコンサルティングファームを目指すというキャリアパスが考えられるエージェントだと言えます。
さらに財務・会計・金融系は非常に専門的な知識を有するため、金融プロフェッショナルに強いアンテロープはスキルにもフォーカスしたキャリアカウンセリングに対応できます。
つまり財務・会計・金融系専門職からコンサルファームを目指す、専門領域を踏まえてファームを移る、コンサルファームからPEファンドや投資銀行へ転職するといった大きく3つのパターンが可能なエージェントです。
高いマッチング精度を誇るコトラ
コトラのカバー領域 | ||
---|---|---|
戦略系 | 総合系 | IT系 |
○ | ◎ | ○ |
財務会計系 | 組織人事系 | シンクタンク |
★ | ○ | ◎ |
コトラもアンテロープ同様15年の歴史を持つ、金融系プロフェッショナルとコンサルティングに強みを持つエージェントです。
アンテロープと同様に思えますが、より金融系プロフェッショナル寄りのエージェントであることが求人数や取引社数からも分かります。
2017年8月6日現在WEB上で閲覧できる求人3251件中コンサルティングファームの求人は894件となっており、取引実績も金融機関約650社に対してコンサルティングファーム・監査法人等は約100社程です。
そのため業界や専門知識の理解力が高く、財務・会計・金融といったスキルセットを持って金融アドバイザリーファームやM&Aファーム、企業・事業再生系コンサルファームといった転職にも高い見識があります。
さらにコトラの特筆する点はマッチング力の高さです、過去5年間に紹介した人材の平均離職率2%という低さがそれを物語っています。
具体的な取り組みとして内定者には『価値観診断 KOTORA25』という診断テストと面談をセットで行い、テスト診断に合わせて新しい仕事・職場・同僚と自分自身との関係を整理するというアフターフォローを行っています。
専門性とマッチング精度において信頼できるエージェントだと言えます。
エンジニアからのITコンサルならリーベル
リーベルのカバー領域 | ||
---|---|---|
戦略系 | 総合系 | IT系 |
△ | ◎ | ★ |
財務会計系 | 組織人事系 | シンクタンク |
✕ | ✕ | △ |
リーベルは17年近い歴史を持つIT専門型エージェントですが、ITコンサルティングファームや総合系ファームのITコンサルタントの転職に実績があります。
具体的にはIT企業やSIerでシステムエンジニアなどに従事していた方が、ITコンサルへキャリアアップするといった転職に強みを発揮します。
その証拠にアビームコンサルティング、フューチャーアーキテクト、NTTデータといった企業の内定実績率において1,2位を独占しています。特にアビームコンサルティングでは2015年、2016年の2年連続内定率実績1位を誇ります。
リーベルのサイトでもご紹介先企業例としてアビームコンサルティングやフューチャーアーキテクトを始めアクセンチュア、デロイトトーマツ、PwC、NTTデータ、ISID(電通国際情報サービス)といった名前が並びます。
エンジニア系職種からIT系ファームや総合系ファームを目指すなら登録すべきエージェントです。
クライス&カンパニーはコンサル・IT専門で24年
クライス&カンパニーのカバー領域 | ||
---|---|---|
戦略系 | 総合系 | IT系 |
◎ | ◎ | ★ |
財務会計系 | 組織人事系 | シンクタンク |
○ | ◎ | ○ |
クライス&カンパニーは24年コンサルティング領域とIT領域を中心にヘッドハンティングとエージェント業務を行ってきたエージェントとしては歴史ある企業です。
特に総合系・IT系・戦略系といったコンサル領域に強みを持つエージェントで、サイトに掲載されている紹介先実績を見ても主要コンサルティングファームはすべて網羅しています。
ヘッドハンティング業務も行っておりターゲットとする人材のレベルは高く、メインは20代後半から30代を中心として年収レベル800~4000万といった層がメインとなります。
さらにキャリアカウンセラーは年間100時間を超える社内外の研修を行い、その半数以上がキャリアカウンセリングについてグローバルレベルの国家資格であるGCDFを取得しており非常に高レベルのキャリアカウンセリングが提供されています。
エージェントとしてのレベルの高さはAmazon、ファーストリテイリング(ユニクロ)、リクルート各社が主催する転職エージェントアワードでの数多くの受賞歴がそれを物語っています。
経営層や新規事業ポジション、PEファンドなどの募集も多く、コンサルタントから事業会社へのキャリアチェンジも数多くサポートしています。
もちろん現役コンサルタントがより上位のファームへキャリアアップする場合や、未経験からコンサルタントになりたいといった場合も数多くの選択肢が用意されています。
ヘッドハンティングを待つ登録スカウト型エージェント
大手総合型、コンサル専門型ときて最後はスカウト型エージェントです。これは先に紹介した2タイプのエージェントと違って、自身の経歴をサイトに登録することでヘッドハンターと呼ばれるエージェントが個別にアプローチを行うサービスです。
厳密にはエージェントではありませんが、あらかじめヘッドハンターが経歴を見てあなたにピンポイントの求人を紹介してくるので提案される求人の内定率が高いことが一つのポイントです。
加えて数多くのヘッドハンターから様々な角度でキャリアプランがされるのですが、興味がなければ連絡を取る必要もないので非常に効率的な転職活動が行なえます。
リクルートダイレクトスカウトは600名以上のヘッドハンターを擁する
リクルートダイレクトスカウトはリクルートが運営する登録スカウト型エージェントサービスです。ハイクラス専門のスカウトサービスであり、厳選されたヘッドハンター600名が6000件以上の求人を持っています。
システム上登録できない事はありませんが、年収600万以上の登録者がヘッドハンターのメインターゲットとなるハイクラスの登録スカウトサービスです。
ハイクラスという特性上コンサル系の求人を持つヘッドハンターが多いのが特徴です。
自身の経歴を書いたレジュメを登録してヘッドハンターから効率的にアプローチがくるので、転職エージェントに登録するのは心理的ハードルが高いと思う方におすすめのサービスです。
登録利用については転職エージェント同様に完全無料のサービスです。
No.1登録型サービス!ビズリーチ
ビズリーチは先ほどのリクルートダイレクトスカウトと同じハイクラス向けの登録型サービスであり、レジュメを登録するとヘッドハンターからアプローチがあります。
このハイクラス向け登録サービスにおいてビズリーチはNo.1です。具体的には会員数76万人以上、ヘッドハンター1300名以上、採用企業社数5600社以上が登録されており数多くのハイクラス案件が集まっています。
リクルートダイレクトスカウトと違う点は一部有料の機能が存在する点です。いくつか細かな点がありますが、一つ上げるなら自分から求人案件に応募できるという点です。
つまり会員制のハイクラス求人について、一般的な求人サイトのように利用ができるという点です。
ただいきなり無料登録をするのでなく、まずは無料登録でレジュメを掲載してヘッドハンターや採用企業からのアプローチを待つのがおすすめです。
多くのアプローチ求人を見ることで転職における自身の市場価値や可能性を知ることができるからです。
リクルートダイレクトスカウト含めまずは無料登録してハッドハンターからの案件を待ってみましょう。