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「転職エージェントを使えば、転職活動を有利に進めるコトができると聞いたけど本当だろうか?」
エージェントサービスを利用したコトがない転職者にとっては疑問を感じるのは当然だと思います。そこで転職エージェントを利用するかを判断する1つの指標である「内定率」に関して解説したいと思います。
今回は個人で転職活動をする場合の内定率も含めて説明します。
目次
内定率は2つの要素で構成
まず前提として内定率は、次の公式の通り履歴書と職務経歴書での書類通過率と面接通過率であらわされます。
書類通過率×面接通過率=内定率
そして、多くの中途採用企業において面接は2回行われます。そこで、現実的には次のようになります。
書類通過率×一次面接通過率×最終面接通過率=内定率
今回はこの公式に照らし合わせて内定率を解説していきます。
エージェント利用と個人では5倍の差
それでは実際の内定率に関して、個人で活動した場合と転職エージェントを利用した場合での内定率を説明します。
個人で転職活動した場合の内定率
個人で転職活動をした場合とは、具体的にはリクナビNEXTやマイナビといったネット上の転職サイト、TownWorkや折込チラシ等の紙面の求人媒体、民間のハローワーク等を使って転職する人だと考えてください。
25%(書類通過率)×25%(一次面接通過率)×35%(最終面接通過率)=約2%(内定率)
※小数点第一位を四捨五入しています。
想像していたよりも、低い数値で驚かれたと思います。これには転職者といっても幅広い状況が考えられ、それの平均値だからです。
例えば、20代の転職者と40代の転職者ではそもそも書類通過の時点でかなり差があります。さらに業界によっても、求人数が多いIT業界とそもそも募集の数が少ない金融業界では求職者と求人企業数が共に小さいので内定率に違いが出るのです。
転職エージェントを利用した場合の内定率
次は転職エージェントをりようした場合の内定率になります。
70%(書類通過率)×35%(一次面接通過率)×40%(最終面接通過率)=約10%(内定率)
※小数点第一位を四捨五入しています。
個人で転職活動をした場合に比べて実に5倍程度の差があります。
エージェントの方が内定率が高い理由
さて、何故それほどに内定率に差が生じるのでしょうか?
それは転職エージェントはキャリアカウンセリング、書類添削、面接対策といった応募者の内定率があがるサポートをしていること、さらには応募者の経験が活かせ、企業側の要望とマッチする求人を紹介するからです。
その証拠に、書類通過率が個人で活動する場合と転職エージェントを利用する場合では雲泥の差となります。
今回は転職エージェントである私の主観である部分が多いですが、大手や中小の転職エージェント仲間などに話を聞いた部分も含めて大きく外れた数値ではないと考えています。
1つの指標として転職エージェントを利用するかの参考値としていただければ幸いです。