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初めて転職エージェントを登録しようとする時、次の3つの転職エージェントがおすすめという記載をネット上でよく見るはずです。
- リクルートエージェント
- dodaエージェントサービス
- JACリクルートメント
というのも、この3つは転職エージェント業界の上位3社であり、それだけに紹介求人数、転職実績数、転職者サポートノウハウ、どれをとってもレベルが高いです。
では3社すべてに登録すべきか?というは、それはおすすめしません。大手系のエージェントは1~2社登録し、後は自分が望む職種や業界などに特化した専門エージェントを組み合わせることが転職には効果的だからです。
そこで今回は、ネット上でおすすめされているこの3つの転職エージェントで、あなたはどれを選んで登録すべきかについて年齢別に状況と合わせて解説をしたいと思います。
目次
各エージェントの特徴
まずは、3エージェントについてそれぞれ特徴を説明していきたいと思います。この特徴を読むだけでも、自分にとって登録すべきかどうかヒントになるので、ぜひ読んでみてください。
リクルートエージェントの特徴
業界トップのエージェントであり求人数、転職者実績など全てにおいてトップです。
特に紹介求人に関しては、その数はもちろん取り扱う職種、業界が幅広く用意されているコトがポイントです。そもそも職種や業界がニッチで、求人サイトなどでは求人が見つからないものでも取り扱っています。
求人数としては2017年4月5日時点で公開求人、非公開求人合わせて求人数総数16万6352件という莫大な求人を抱えています。
とくに際立った特徴としては、登録者の62.7%が年収アップを実現している点です。
加えて長年に渡る転職実績から、企業への入社を実現するサポート力は非常に強いです。企業との長年にわたる強いつながりと、どうやればその企業の書類選考や面接が突破できるかというノウハウから決定力に優れています。
エージェントとしてはシンプルですが、業界トップ企業らしい幅広い転職者に向けた高い決定力を持つサポートを提供しています。
dodaエージェントサービスの特徴
業界第2位のエージェントであり、求人数はリクルートエージェントに並ぶ16万6076件です。(2017年4月5日時点)
求人の幅という意味では職種、業界について一部専門特化しております。下記の職種や業界には強みを持っています。
- 営業職/販売職/サービス職
- ITとモノづくりに代表されるエンジニア
- メディカル業界
- 金融業界
さらに、次の転職者属性にも力を入れています。
- 女性転職者
- ミドルクラスの管理職
- 経営幹部や事業責任者クラスのエグゼクティブ
- 外資系/海外勤務を希望するグローバルビジネスパーソン
エージェントとしての特徴はキャリアアドバイザーと企業担当2名体制で転職者をサポートし、エージェントを介さず直接企業に応募ができる求人も扱うなどなど転職者に柔軟に対応しています。
さらに複数の診断ツールの利用やスカウトメール、転職フェアや個別企業説明会も頻繁に行っておりキャリアについて悩みの多い転職初心者に様々な方面から情報提供が行われる仕組みを構築しております。
JACリクルートメントの特徴
業界第3位のJACリクルートメントの求人数は約2万件とリクルート、dodaに比べて少ないです。(2017年4月4日時点)
しかし、JACは下記の分野で強力な強みをもっており、大手3社の中で際立った存在のエージェントです。
- 外資系企業
- 海外事業要員
- 管理職(ミドルマネジメント)
- スペシャリスト
- CEO、COO、CFO、役員などの経営幹部
とくに、4000件の外資系企業との取引実績から転職成功の36%は外資系企業への転職です。さらに、国内企業の海外事業要員の求人が常時3000件あり、こちらも転職成功の21%を占めています。
つまり転職決定の半数以上である57%は外資系企業や海外求人案件というグローバルに特化したエージェントです。
さらに、登録者全体の50%以上が30代であり、リクルートの約36%、dodaの約40%と比較して30代のミドル層に強いです。
管理職に関してはCEO、COO、CFO、役員などの経営幹部といわれるエグゼクティブ層までカバーしおります。
その他、転職決定社の6割を占めるのが技術系、メディカル専門職、金融専門職、マーケティング商品開発、経営企画・事業企画、管理部門バックオフィスといったスペシャリスト系の職種です。
これらの特徴から、転職者のボリュームゾーンも年収レベルで言うと600万以上が中心となります。
最も特徴的な点は、キャリアアドバイザー1人が企業と転職者を共に対応する両面型エージェントだと言うことです。大手・準大手エージェントで両面型を導入しているのはJACだけです。
キャリアレベルが高い転職者に精度の高いキャリアカウンセリングを提供し、マッチングさせる為には両面型エージェントの方が適しているからです。
各エージェントのまとめ
各社の特徴を色々と説明しました。簡単にまとめると以下のようになると思います。
- 圧倒的な量と幅の求人を持ち、高い転職決定力を誇るリクルートエージェント
- 特定した領域に対して求人数と丁寧なサポート、柔軟なサービスで対応するdoda
- 外資/海外求人に強く、ミドル以上の管理職とスペシャリストに高品質のサービスを提供するJAC
これまでの情報を元に以降は年齢別に状況と合わせて、3つの内どれがおすすめのエージェントかを解説します。
年齢でエージェントを選ぶ
年齢層に分けて3エージェントの内、どれが適しているかを考えます。ただ、年齢で区切っても個人のキャリアや状況によっては、当てはまらないと思います。
ですので、できるだけエージェントの特徴や年齢ごとの状況を記載しながら解説しております。
入社3年未満の第二新卒
社会人3年未満の第二新卒層は、新卒でのミスマッチ等により自身のキャリアの方向性を知る必要が大きいです。
加えて、転職初心者が多くキャリアをはじめとした転職特有の問題以外にも職種、業界といったビジネス分野に関する知識も浅いので、その点を含めて手厚いキャリアアドバイスやサポートが必要になります。
そこで、dodaエージェントにて自身の方向性や必要知識をアドバイスしてもらうのが良いです。
ただ、リクルートエージェントの求人量や幅も、大きな魅力です。というもの、職種のキャリアチェンジも十分に考えられるため、多くの求人を見て実際に応募することで、自分の肌で興味や適性といったキャリアの方向性を知ることも有効だからです。
ただJACに関しては、登録している転職者年齢も少なく第二新卒にとってはメリットが少ないサービスです。
こちらのページで第二新卒のエージェント選びとおすすめエージェントについて解説していますので、合わせて見て下さい。
3つのポイントが重要!第二新卒におすすめの転職エージェント
20代中盤
20代中盤は具体的には24歳、25歳、26歳、27歳の社会人3~5年目です。第二新卒とかぶっている部分もありますが、人口減少と管理職の低年齢化によって、この年齢は今や重要なキャリアの転換期なので分けて考える必要があります。
この年齢はキャリアチェンジも今の領域を強化するかも比較的自由に選べる最後のチャンスとなります。
加えて、キャリアプランの方向性を明確にしておく必要があるので、やはりdodaエージェントサービスのサポートを利用するのが良いです。
ただ明確な方向性が決まっているなら、リクルートエージェントの求人量・幅というメリットを十分に活かすこともできるので、その点も検討できます。
JACに関しては中盤といっても26歳以上、最低4年目からでしたら利用も考えられます。ただ、後ほど解説しますが外資や海外求人、スペシャリストといった求人を目指さない場合、メリットは少ないです。
20代後半
20代後半はいよいよ、転職者としては最も多様性があり、企業の採用ニーズも高いため3社のどれが良いというより、個別の事情になってきます。
とは言え、この年齢の場合は新卒で入社した場合、すでに自分のホームグラウンドと考えられる職種、業界がハッキリとしていると思います。
それが明確なら、リクルートエージェントを利用するのが効果的です。
数多くの求人から職務内容、業界、企業風土、年収や待遇などの条件といった部分で、ある程度システマティックに求人を探し、キャリアアドバイザーは内定を勝ち取るためのアドバイスをもらうという利用が理想的です。
じっくりサポートを受けながらも自分のペースで望む転職先を探したいならdodaも十分メリットが大きいです。ただ、その場合はdodaの得意領域である営業、IT、モノづくり、金融系、メディカル系であることが条件です。
この年齢からJACはエージェント候補に上がってくると思います。とは言えマネジメント層に強いエージェントなので、外資系/海外求人またはスペシャリストといった年収レベルが同年代の平均より高いレベルであることが条件です。
こちらのページで20代後半のエージェント選びとおすすめエージェントについて解説していますので、合わせて見て下さい。
これだけは押さえろ!20代後半におすすめの転職エージェント
30代前半
30代前半はまずマネジメント経験があるかどうかが、重要なポイントです。
マネジメント経験があり、これからも職務、年収、ポジションなどキャリアを高めていきたい方は、ぜひJACの利用がおすすめです。
この年齢での転職失敗は致命的なので、両面型エージェントで実績も高いJACにてサポートしてもらうのがベストです。
リクルートエージェントとdodaに関しては求人数の量・幅という点でどちらかは押さえておきたいですが、それと同時に別に自分の職種や業界に特化した両面型の専門エージェントの併用が必要です。
30代後半以上
30代後半になると、リクルートエージェントとdodaに関しては登録者の数が激減します。具体的にはリクルートエージェントで10%、dodaで約12%という数になります。
それはやはり、この年齢になると企業側の採用数も減るコトと、採用ハードルが上がってくるからです。
その点を踏まえて、30代後半でマネジメント経験があり実績を残してきた人に関しては、ぜひJACに登録してください。JACは30代後半の登録者が約20%存在しており、この層に関しても十分なサポートが可能です。
それ以外の方は、とにかく求人数が少なくなるのでリクルートエージェント、doda共に登録しましょう。さらに準大手で総合系エージェントにも登録すべきです。
もちろん、現在の職種や業界に専門特化した両面型のエージェントも併用して登録してください。